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銅金貼高肉彫金銀色絵象嵌口紅入   明治時代   

価格 4万円(税込)

縦3.1㎝ 横3.9㎝ 厚さ0.5㎝ 重さ22g。銅の上に金を被せ.花弁や果実を高肉彫りし.金・銀・黒・茶赤の色絵を被せ.更に細工を加え、周りの下地に針の穴のような極小の点を沢山つけてアクセント付けています。黒は梅の花弁.茶赤は果実のようですが色絵の一部が剥げ落ち下から金色が顔を出しています。蓋を開けると縁部と閂部分にも金を被せており、黒漆の下は銅が見える部分があります。金を被せていると表現しましたがまさか金無垢ではあるまいと言う想いからそう表現しました。懐に入る程小さくて薄く豪華な本品は何に使用したのでしょうか。高貴なお方の携帯用紅(紅花)入れでしょうか。明治の初めまで甲冑や刀装金具などを造っていた金工師達は社会の変化によって職を奪われ、また和装から洋装という変化に影響を受け、時代に合った物を作り出して行きますが、本品もその一例でしょう。使用痕が随所に見られますし、写真は色調を少し暗くしてありますが、実際に明るい所で見ると金色に輝いています。見て楽しみ.想像して楽しんでください。用心桐箱入り。

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