古伊万里並鼓文蕎麦猪口(187) 江戸時代後期
価格 6000円(税込)
口径6.7~7.0㎝ 底径5.4㎝の蛇の目底 高さ6.0㎝ 重さ88g 容量110cc。口縁部から底部にかけて直線的に窄まり、最下部近くで若干膨らんでおり、鼓の形を意識して作られているようです。天明年間(1781~1789)前後に流行した白抜き技法で、胴部に並鼓と単独の鼓が交互に描かれていますが、楽器が文様として描かれているのは珍しいと思います。焼成温度が高過ぎたようで呉須が流れていますが短所とみるか長所とみるかは判断の分かれるところですが、私的には窯内で偶然そうなったもので寧ろ風情を感じます。特に口縁部内側に描かれた七宝繋文と思われる文様は流れが大きくその感を強く感じます。見込み文様は波兜。HP「伊万里」の項に写真7枚を掲載しておりますのでご覧ください。