瀬戸鉄釉糸紡ぎ碗 江戸時代前期~中期
価格 2万円(税込)
口径9.4~9.5㎝ 底径5.7㎝ 高さ4.7~4.9㎝ 重さ225g 容量150cc。胴中央部以下は無釉ですが、内部と胴中央部までは鉄釉が掛けられ黄釉が混じっている部分もあります。この黄釉の一部が胴下部まで垂れ白く発色している部分も魅力的です。底部は反時計廻りの糸切り底になっています。底部に長細い和紙が貼ってあり墨書で小さく20文字が確認出来ますが、「古瀬戸〇〇地方のみ〇をつむぐ時に用へき碗」と判読しました。「つむぐ時に用へき碗」という文言からすると糸紡ぎに関する道具かも知れません。貼紙に書かれている文言を信用すれば、中央部の耳状の孔に糸を通し捻れなどを調整して糸巻き機で纏めていくための道具ということになります。貼紙がなければ単なる灯火器と勘違いするところでした。その他26-93