李朝粉引徳利 李朝時代後期
価格 9万円(税込)
口径3.9㎝ 胴径8.7㎝ 高台径5.2㎝ 高さ14.0㎝ 重さ345g 容量310cc。粉引の由来は「粉を吹いたように白い」と言うことで命名されたそうで、当時の庶民は白磁の使用を禁じられていたが故に磁器に対しての憧憬から生まれました。内部を見ると釉の掛かっていない部分は褐色に見えます。褐色の素地の上に白化粧土を施し.透明釉を掛けて焼成したものですが、本品は既に彼方此方に薄ピンク色に変色している部分が見られ、味っぽく育ち始めていますが、燗酒を楽しみながらじっくりと時間をかけて育ててくだされば、更に違った景色が見られるでしょう。胴部に2ヶ所に窯キズのようなものがありますが使用に障りはなく、寧ろ景色のように見えます。日本では主に酒器や茶碗に高い評価のものが多く、「粉引」の中で使い込まれたシミが出た物へは「雨漏」という名称を付けて珍重されているものもありますが、本品は育って行く過程でどのように変化して行くのか楽しみでもあります。その他9-13