古伊万里鳥巣籠もり図蕎麦猪口(145-2) 江戸時代後期 本物保証
価格 15000円(税込)
口径7.7~8.1㎝ 底径6.3㎝の蛇の目底 高さ6.0㎝。珍しい鳥の巣籠もり図です。大きな松の木の上に巣をつくり卵を温めているのでしょう。親鳥の足や巣作りのために集めてきた枝のようなものが薄呉須で描かれています。親鳥が嘴を開き横を向いているので連れ合いが戻ってきたのでしょうか。松の枝が左右に大きく伸び広がりを表現しています。口縁部には口紅が塗られていましたが色落ちしています。内部は見込部に昆虫文の窯印があるだけです。1700年代の後半から末にかけての作品だと思います。それにしても古伊万里の中には時折り想像もつかず頭を傾げるものが描かれています。本品の場合は巣から飛び出し、松の木を横切って伸びている先端の尖った濃呉須は何を表現しているのでしょうか。まさか親鳥の尾ではないでしょうね。5客揃いの2個目です。