木彫地蔵菩薩立像 平安末~鎌倉時代
価格 25万円(税込)
総高50,2㎝ 像高42,2㎝ 本像は一木造りで宝珠を持つ左手と両足先は中心部材に取り付けられています。菩薩の中で地蔵のみは僧の姿をしていますが本像も髪を剃った僧形で、面相は菩薩の本質である所謂慈悲面をしています。左手に宝珠を捧げ右手は衣に添えて下向きに垂らしています。全体に黒く煤けており、蓮華座と宝珠は漆箔が施されているのが確認出来ますが、他の部分は煤けていて確認出来ません。左足先は後世の補修。左手指先,蓮弁が何枚かと光背が欠損しています。写真で黒く映っていますが実物にやや近く(実際はもっと黒い)、明るく映っているのは自動的にフラッシュがたかれたためです。藤原仏のようなお顔立ちと肩から胸にかけてのボリューム感から平安末~鎌倉時代としました。コレクター氏に何度もお願いしてやっとお譲り頂いたお品です。