銅製鍍金観音菩薩立像(1-1) 江戸時代中期
高さ49,7㎝(光背含) 台座幅13,9~14,8㎝ 重さ3,4㎏。髪の毛を結った髻は高く宝冠には阿弥陀の化仏を付けています。白毫を備え、大きな胸飾を飾り、天衣をかけていますが裾は跳ね上がり、左手に未敷蓮華を持ち、右手は伸ばして来迎印を結んでいます。可なり古そうに見える時代箱に収納されていますが、蓋裏に7,3x14,5㎝の貼紙があり「古法隆寺光明院 奈良代金銅観音菩薩? 昭和五歳三月日○○ ○○明寿院○」の墨書と「廣嶋縣......」の黒印、「検事....」の朱印などが押してありますので、何か解りませんが広島県の裁判所が係わった事件に関係する品かも知れません。古作写しと思いますが写真でご判断ください。