木彫漆箔薬師如来坐像 鎌倉時代
価格 15万円(税込)
像高21,2㎝ 横幅15,5㎝ 奥行14,7㎝ 重さ685g。 頭部から腿までは一本作りで膝から前を寄木で補っている所謂一木造りであり、頭部は肉髻をつくるが螺髪を省略している珍しい様相をしています。横から見ると螺髪の下に両耳の大きん耳たぶの下部が見えます。右手を施無畏印とし左手に薬壺を持つ典型的な薬師如来坐像です。木肌の上に白い胡粉が見え,更に黒漆を塗り金箔を貼っています。残念ながら金箔は殆ど剥落していますが僅かに頭部と額の境や頬,顎,三道,胸元に残存しています。経年変化により煤けたり,金箔等の剥落もありますが、却って時代の深さ感があり雰囲気も良い様に思えます。底裏の寄木に「薬師さま」の墨書があります。坐布団は手元にあったものです。商品に含まれておりませんがご希望があれば差し上げます。仏5-13