鍔(99)鉄地高肉彫金象嵌仁王図鍔 江戸時代 会津渡辺一誠利信 図替わり
価格 75000円 (税込)
径7,6x7,8㎝ 中心孔厚0,6㎝ 重さ200g 小柄櫃孔あり。仁王尊は金剛力士像とも呼ばれ寺門の左右に立って仏法の護持に当たり、開口した「阿」と閉口した「吽」を表現していますが本品は閉口しているので吽形像でしょうか。高肉彫で表現され髪の毛を髻に結い.上半身は裸形.腰は裳で装い裸足という姿をしており、効果的に金を使っています。切羽台に「七十一歳 利信彫之」の刻みがありますが、会津若松の金工で一乗門下の船田一琴に師事した渡辺一誠利信の鍔でしょうか。一誠は江戸時代末期の金工で高彫と片切彫の作品があり晩年は利信と名乗っていました。裏側には金剛柵が刻まれています。桐箱入り。