清水六兵衛作「陶器染付山水図」深鉢 幕末~明治時代
価格 12万円(税込)
径27,0x26,2㎝ 高台径10,5㎝ 高10,8~11,7㎝。白灰色土の上に透明釉を掛け更に化粧掛けに白釉を施し呉須の濃淡で山水図を描いている。遠くに岩山を,中程に松山を,手前にはお堂と川,橋,実のなる木と花木を描き込み、傾斜のある狭い空間に描き過ぎと思うほどの絵を描き込んでいるが、上から見ると調和が取れているように見える。裏側口縁部下には染付で漢字が10文字達者な筆使いで書かれているが判読できない。高台周りには大きく土見せ部を作り、箆で切ったのか崩れた六角形の中に「清」が刻まれている。県内屈指のお大尽の大きな蔵から自身で買い出したもので、抹茶と煎茶のお道具が沢山あったのでどちらかで使用されたものと考えている。