対馬(対州)染付御本茶碗 江戸時代
価格 8万円(税込)
口径12,8~13,2㎝ 高台径6,0㎝ 高さ8,5㎝ 重さ390g。大振りでたっぷりとし、形も良く高台も力強く,姿や色合いも良い染付絵御本茶碗です。胎土は濃茶色で長石釉が掛けられ、所々に釉ハゲが見られますがこれを欠点と見るか,景色の一部として飲み込むかはその人次第。施釉部分には細かい貫入が入り薄桃色に変色している部分も多々あります。正面の口縁部は指で若干押し込まれ、その下に濃い呉須で葉文様が描かれていますが勝虫の羽根,大鳥の羽根の様にも見えて楽しい。裏側は薄呉須で小さい葉が2葉描かれています。対州(対馬)焼とは長崎県対馬市厳原町で焼成された陶磁器のことで、享保3年(1718)に閉鎖された朝鮮の釜山窯(倭館窯)の継続ともいえ、当初は釜山窯の影響を強く受けた陶器類を焼成したとされています。時代箱(イタミあり)入り。