黄交趾焼写三足付水指(共蓋、漆替蓋付) 安達潮花識 明治時代
価格 7万円(税込)
口径14,2㎝ 胴径16,0㎝ 高さ11,0㎝(摘み含)重さ940g。共蓋の表裏にソゲ,釉ハゲの部分があります。時代物ですので経年変化による擦れなどありますが、保存状態は良好です。木目の素晴らしい古箱(紐無し)蓋表に「黄交趾水指」蓋裏に「安達潮花識(朱印)」の識者鑑定書きがあります。安達潮花は明治20年(1887)~ 昭和44年(1969)の華道家で、安達式挿花の創流者で活花近代化の先駆者です。2代目潮花の死を機会に二女の安達曈子が安達式挿花を統合し花芸安達流を創流、昭和54年文部大臣より社団法人花芸安達会の設立許可を得ました。黄交趾焼は明代末から清代にかけて中国南部の広東省,福建省,浙江省などで産出されたといわれる色彩軟陶で、交趾から舶載されたのでその名があります。茶人に人気があったので本歌とは別に写しものとして日本国内の主に京焼で生産されていました。本品も底部に押印があるので作家物と思いますが誰の作かは解りません。黒漆塗りの替え蓋が付きます。