白磁刻花牡丹唐草文鳳首瓶 宋時代 定窯
価格 50万円(税込)
勿論本歌ではなく後世の写しと思いますが、世界に数例しかないものをどんな方法で写したのか不思議な気持ちがします。鳳首の上に丸味を持った菱形(百合口)の口を作っている長頸瓶は、遼代後期の典型的な作例だそうです。口径6,3~7,3㎝ 胴径16,5㎝ 高台径8,1㎝ 高さ34,3㎝ 重さ1,6㎏ 容量2250cc。外側は象牙色.内側は白磁釉が掛けられ、鳳首の下辺りに穴があるので本来は栓があったのではないかと思います。酒器の類の容器として使用するために製作されたのでしょうが、鳳首部分の作りは写実的ではなくデフォルメされており類似している作品が某美術館に所蔵されています。頸部に5本の隆線文が廻り、胴部文様は三段に画され上下は蓮弁文.中央部には牡丹唐草文が廻っています。