影青皿(掘りの手) 中国宋~元時代
価格 4万円(税込)
口径19,3㎝ 高台径11,3㎝ 高さ3,1~3,4㎝ 重さ400g 白地素地に淡青色の釉をかけた青白磁です。素地に施した彫刻文様の彫り込み部分などに釉が透明な青白色に溜まって見えるので影青と呼ばれています。本品は口縁が輪花状で口縁部下から見込み部へ落ち込む斜の部分に彫刻文様が施されています。裏面も同様で口縁部下から高台部に向かって彫込が見られます。永い間土中に埋っていた様で裏側は土が染みついた様な色をしています。表面は白さが残っていますがカセています。高台に小欠けがありますが他にキズはありません。古箱蓋表に「インチン手 平皿」の墨書があり、箱脇に「第三十番 インチン皿 癸丑 皿の部」と墨と朱で書かれた蔵札らしい貼紙があります。癸丑は1973年.1913年ですが箱の時代色から見て1913年(大正2年)に手に入れたのではないかと想像しています。