無地古唐津片口.高麗青磁水滴.平佐三彩.東南アジアの鍍金押出仏が入荷しました。
2018/11/14
無地古唐津片口は桃山時代の伝世品で、見立て茶碗や酒器にも使用出来るもので大きなキズもなく、近年では中々市場には出てこないお品です。12世紀末の高麗青磁水滴は蓮の蕾の形をした大きなもので、底部と高台内の一部に翡翠色が残っている素敵なお品です。江戸時代後期の平佐三彩小皿は初見のお品ですが、短い期間に薩摩周辺で流通したもののようで、その存在すら知りませんでした。恥じ入るばかりです。東南アジアの押出仏は、インドネシア周辺のものではないかと思うだけで詳細は解かりません。中国から朝鮮半島を経て奈良時代に日本にもたらされた押出仏の内、朝鮮半島のものと日本のものは見たことがあり、朝鮮半島のものは実際取り扱ったことがありますが、それらとは別系統のもののようですので、仏教が盛んであった東南アジアのお品ではないかと想像しています。