切込焼二彩鉢と礼賓三島手茶碗が入荷しました。
2018/05/25
昭和49年に発行された『切込焼』古賀孝著 雄山閣によると、切込焼の三彩は安政4年(1857)に伊達侯に招かれた三浦乾也の指導よって始められたのではないかと説かれ、著者ですら十数個の作品しか見たことがないと言う幻の焼き物だそうですが、二彩鉢も同様中々お目にかかれないお品です。礼賓三島手茶碗は高麗茶碗三島手の一種で、李朝初期の16世紀前半に作られ官用品として上納されたもので、三島の中でも上作が多く、器の素地自体も薄く三島文様が端整且つ細やかで高台脇まで象嵌があります。2品とも東北地方の買い出しや氏からの譲渡品です。