古根来折敷・鶏龍山刷毛目三島茶碗・琉球飴釉御殿形厨子甕が入荷しました。
2018/04/17
室町時代の古根来折敷は永年の使用により下地の黒漆が顔を出している魅力的なもので、36.0x3.3㎝と大形のものです。鶏龍山刷毛目三島茶碗は李朝時代前期のもので、口径17.2~17.4㎝とやや大振りで茶碗としては限界の大きさでしょうか。19世紀の産と考えられる琉球飴釉御殿形厨子甕(骨壺)は琉球独特のもので、陶芸家の人間国宝故濱田庄司氏(1894~1978)が沖縄に長期滞在し、壺屋焼など沖縄工芸の影響を受けた際に収集されたものを益子参考館に展示しておりますし、日本民芸館にも所蔵されています。