破片をアップしています。
2017/09/05
現在初期伊万里の破片をアップ中です。その後は古唐津.古美濃系とアップします。古伊万里蕎麦猪口コレクターとしてスタートし4~5年は脇目も振らず蕎麦猪口一辺倒で1500個ほど集めましたが、同時進行で諸先輩たちの著書を読み知識を身に着けるうちに他の伊万里にも目が向くようになり、油壺や皿.ナマス皿.鉢などの生活雑器も蒐集の対象となり、実際毎日の生活に使用し、長女が幼稚園児の頃は3人の子供達にも使わせていました。食事が終わると各自が両手でしっかりと器を握り流しの中に運んでいました。お父さんの大切なものと言う意識があったのでしょうか、1個も割ったことがありませんでした。初期伊万里.藍柿右衛門.藍九谷は高根の花でした。然し何時かは初期伊万里を買ってみたいと思うようになり、先ずは破片を集めて勉強したいと考え初期伊万里伊万里の破片を集めるようになりました。中期のベタ底の蕎麦猪口が1000~1500円の頃に口縁部と底部がある破片は6000~8000円程しましたが、東京の有名骨董店で見込み部だけの破片が16万円で売られているのを見ていたので高いとは感じませんでした。然し30年程前に九州へ出掛ける機会があり、用事が済んでから博多の骨董店を20店余見て回りましたが初期の破片はどの店にもありませんでした。地元で発掘調査が始まり盗掘すると刑事罰を課せられるようになったためだそうです。それ以前に盗掘された所謂「掘りの手」はコレクター氏が放出したものが時折市場に出てくるようです。先日物置小屋の整理をした際に初期伊万里の破片類が出て来ましたので整理しアップしているところです。