業者市場に出掛けました。
2015/05/13
11日に業者市場へ出掛けて来ました。品物を仕入れるのも目的のひとつですが、値段の変化,一般的な情報の交換なども目的のひとつです。アベノミクスで株価は大幅に値上がりし骨董品も少しずつ動きが出て来た様な感じを受けますが、骨董界全体ではまだまだ不景気風が吹いている様です。世の中どんな業界に身を置いていても変わらないのは、結果を出せる人と出せない人がおり、出せる人の中でも大いに出せる人と程々に出せる人がおりますが、骨董界も同様です。程々に出せる人はそれなりの努力をしている人です。私はコレクター歴27年,業界に身を置いて16年が過ぎましたが、コレクターの時は今は亡き先輩達から3年先,5年先,10年先のことを考えて品物を集める様にというアドバイスを受け実行してきました。当時は品川のプリンスホテル.平和島の骨董祭には師匠の故安岡路洋先生と必ず出掛け、お互いに戦利品を見せ合い骨董談義に花を咲かせていました。仲間は10数人いましたが「気が違う」程の骨董好きは先生と私の二人だけでした。必ず立ち寄り必ず購入する店が二店ありました。一店は大津の○○堂,もう一店は四国の「おばちゃん」の所でした。購入したものは使用して随分楽しみましたが開店した際にはお客さんの所へ直ぐ飛んでいってしまいました。現在は先のことを考えて仕入れるという年齢を過ぎてしまいましたので淋しい思いを感ずる時があります。