古伊万里を中心にアップしています。
2015/04/16
中国製の初期伊万里,藍九谷,藍柿右衛門,古伊万里が出回り始めてから14~15年経ちますでしょうか。当時は時折露店巡りをしていましたが、伊万里専門の同業者に呼び止められ、蕎麦猪口の鑑定を頼まれ2人で意見を交わしながら判定をしておりました。一見して贋物と解るものが7割、「これも駄目だろう」というのが2割、「これはどうだろうかな、駄目な様な気がするね」というのが5%、「古いもので通るだろう,大丈夫だよ」と意見が一致するものが5%位の割合でした。暫らくして「これは駄目だ」という日本産の贋物も出回る様になり、古伊万里を買い求めない人が増え始め今は古伊万里どん底状態です。目利きの古伊万里コレクター氏にとっては「本物の古い伊万里は買い時です」。何せバブル崩壊後の3~4割の値段で購入出来ます。然し本物の古伊万里,藍柿,藍九谷,初期伊万里を商っている業者にとっては苦難の時代が続いています。あるオークションでは贋作が高値で飛ぶように売れ、本物が安価で売れています。私も古伊万里を出品する際には「本物保証」と書き加えております。そんな古伊万里が沢山ありますので暫らく古伊万里を中心にアップして行きたいと思います。