古唐津無地釉酒盃 1 江戸時代初期~前期 柳ノ元古窯

価格 7万円(税別)
口径6.7㎝ 底径3.3㎝ 高さ3.5㎝ 重さ87g 容量40cc。キズ気はありません。厚造りで手取りは重く感じます。全体に長石釉が掛けられ、細かい魚子貫入が見られ、底部周辺は釉が溜まって緑色に発色している部分があります。胎土中の小砂利が噴き出している部分もあります。裸体部を見ると紫褐色に焼成ています。平戸系の「柳の元窯」は長崎県佐世保市木原町字前平小字古里に所在した古窯で、慶長8年(1603)に帰化朝鮮人の金久永が木原町の蔑ノ元に起業した「木原窯」の系統に属する古窯です。収納箱の蓋表には所有者が書いた「唐津ぐい呑 壱 柳ノ元窯」の貼紙があり.箱裏には「古唐津柳ノ元窯 佐世保市木原町前平字古里にて」の記がありますので、「柳の元古窯跡」で採集された所謂「掘りの手」なのでしょうか。その他陶磁器4-7