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古唐津刷毛目塩笥茶碗(1)   江戸時代前期   時代箱   

価格 15万円(税別)

口径8.8~9.1㎝ 胴径11.2㎝ 高台径6.1㎝ 高さ9.0~9.2㎝ 重さ329g。口縁部はやや外反して立ち上がり.口縁部下で窪み.膨らみながら胴中央部に最大径を有する塩笥茶碗です。口縁部にホツの金直しがあり.そこから派生したニユーを金で止めていますが丁寧な直しで使用に障りはありません。一服頂きましたが大変飲みやすく感じました。外側は胴中央部まで白土による刷毛目が薄く施されていますが、内側は中央部から見込み部周りまで豪快でスピード感のある刷毛目が反時計回りに施されています。器の内外に「火ぶくれ」が見られますが、焼成時に高温度に耐え切れず火ぶくれを起こしたもので、「失敗作」ととらえるか.「自然の造形美・無作為の美」としてとらえるかは感性と思いますが、現在に至るまで大事に使用されて来たと言うことは「侘茶」に通ずるところがあるのでしょう。胎土は灰色がかった褐色土で、胴最下部と高台部の境は沈線文で画され、畳付き部は幅広く作られ.高台内は小山のように盛り上がっています。私は李朝時代に塩や味噌入れに作られた塩笥壷を茶碗に見立てたのではなく、本品は最初から茶碗を意識して作られていますので、唐津において17世紀初頭に「刷毛目唐津」と呼ばれる作品が作られていますのでその範疇で捉えられる作品ではないかと考えています。収納箱の蓋の一部と.下箱の縁周りに黒柿を使用した洒落た箱の蓋には「唐津鹽桶」の墨書があります。鹽桶は塩笥茶碗のことと理解しています。箱紐は明治時代のもので切れており結べませんがそのままにしてあります。箱内の底部に茶碗の高台部の痕が付いていますので箱も明治時代の作と思います。箱紐を取り換える際には捨てずに箱内に収納しておくと時代の証になります。コレクター氏からの譲渡品です。茶16-42  

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