馬板(両面彫り) 江戸時代 猿の駒曳き

価格 4万円(特価3万円)(税別)
27.3x18.3㎝ 厚さ1.9~2.2㎝ 重さ470g。馬板は東北地方に多く見られるようですが、本品は大形で且つ両面に図柄が彫られている珍しいものです。一面には珍しい「駒曳き猿」が彫られています。昔から「猿は山父.馬は山子」と言われ、猿は馬の守り神とされており「猿を厩に繫いおけば馬の病や疥癬避けになる」という話も各地に伝わっています。日光東照宮にある神馬を収納する「神厩」の長押には馬の無事を願って「馬を守護する」とされる猿の彫刻が施されています。もう一面には2頭の馬が体を寄り添うように彫られ、顔の見える馬の目は鋭く、繁殖期の雄のような顔をしています。材質は良く解りませんが桜かも知れません。両面に掘りがある版木は2度取り扱ったことがありますが、ふた回り小振りのものであったと記憶しています。木11-70