厨子入木彫漆箔如意輪観音坐像(2) 江戸時代

価格 8万円(税込)
厨子の大きさ12.0x8.8㎝ 高さ25.0㎝。特に外側下部に経年変化による漆ハゲなどのイタミがありますが、内側は全面金箔貼で豪華な仕上げになっています。本尊は高さ7.7㎝の小仏ですが、右膝を立て体を支える様に左手を後方につく輪王坐の姿で、右手の肘を膝にのせ手首は結んで頬に充てて思惟の姿勢をとり鍍金の施された宝冠(動きます),瓔珞で飾っています。本体の坐す岩座の様な底には竹釘があり穴に差し込んでありますので取り外しが出来ます。本尊は真っ黒に煤けていますがちらほらと漆箔が見えますので、煤の下には漆箔が隠れていると思います。下の台は接着してありますが彫刻が素晴らしく、特に上段の正面.両側面の三面には独鈷杵が彫り込んである珍しいものです。本尊を取り出すと漆箔の舟形光背が厨子に貼り付けられています。仏4-3