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東南アジアの噛み煙草入(1)   19~20世紀   

価格 6万円(税込)

横幅14.8㎝ 縦幅6.8㎝ 高さ7.0㎝ 重さ1190g。ミャンマーでは葉っぱに石灰を塗ってビンロウの種を包んで売っているそうです。ビンロウに含まれるアレコリンという成分が石灰と反応すると鮮やかな赤に変色し口中が赤くなるそうです。台湾を含め東南アジアの国々では昔から噛み煙草を好む風習があったそうですが、現在では姿を消しつつあるように聞いています。本品はフィリピン南部のミンダナオ島の住民マラナオ族が使用した時代物の噛み煙草入れと思います。底裏を除く五面が真鍮に銀で彫金してありズッシリと重く、蓋を開けると四ヶの扉がありいずれにも銀で彫金してあり、各扉を開くと三つに分かれた部屋だあり. 一の部屋にはビンロージュの実.二の部屋にはキンマ(胡椒科)の葉.三の部屋には消石灰の粉を水で練った物が入っており、葉っぱを取ってカットしたビンロージュの実を包み箆で消石灰を付けて口で数分噛むと赤い唾が出てくるので吐き出すと、ほわーんとした陶酔感が得られるようで腰に付けて外出時にも携帯出来るように、短辺の両側に鉄製の紐通しがあります。かっては東南アジア全域で見られたビンロージュの噛み煙草ですが、フィリピンでは姿を消したようですがミクロネシアでは現在も利用する人がいるようです。然し本品のような真鍮製の煙草入れを造る人は現在ではいないそうです。本品は古いものですので経年変化によるイタミが見られますが時代物の割には保存状態も良好です。

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