古銅象鼻持手付鳳凰麒麟図小形花入 江戸時代後期

価格 28000円(税別)
口径5.0㎝ 底径3.5㎝ 高さ9.5㎝ 重さ245g。口も底も拉げていますが、象鼻の持手左右にすると菱形となり.底径より口径が大きく不安定感を覚えますが実際にはそれ程でもありません。象鼻は長く表現され胴下部で先端が丸まっており、耳.目.牙までリアルに表現されています。象鼻間の二面を使い瑞雲と羽根を広げ.長い尾羽の先端まで伸ばした鳳凰と、瑞雲と天に向かって龍に似た顔を上げ.牛の尾と馬の蹄を持ち.身体は鱗に覆われた麒麟が陽刻されています。麒麟は形は鹿に似て大きいとされていますが頭部には角はなく、胸と背から3本ずつ計6本の角のようなものが刻まれていますが或いは角を表現しているのでしょうか。麒麟は獣類の長.鳳凰は鳥類の長とされていますが、古代中国の四霊の内の二霊が彫られているお目出度い文様の小瓶です。 一応日本製と考え江戸時代としましたが、中国製なら清朝後期になると思います。