李朝分院手白磁立盃 李朝時代後期

価格 3万円(税別)
口径6,2㎝ 底径3,2㎝ 高さ4,2㎝ 重さ95g 容量40cc。口縁部に金直しがあります。総釉で厚めにかかり小器ながら重量感があります。内部と底部は白く発色していますが、外側は幾分青色がかり底部周辺は心持ち薄ピンク色に変色しているように見えます。本品のように分院窯の白磁は薄い青緑色の白磁へと変遷し、高台の中が深くえぐられているのも高級な作品の特徴のひとつです。高台の内外も綺麗に調整されています。1752年に李朝最後の官窯は金沙里から分院里に移設されました。以後、1833年に分院里が官窯から民窯に移管されるまでを李朝後期として区分しますが、本品は分院里が官窯であった時代の作品です。コレクター氏からの譲渡品です。