○九谷色絵小皿
時代色のついた古箱の蓋には「九谷焼 守景ノ下絵花鳥模様 中皿 十枚」とあるが、現存するのは4枚で1枚ずつ絹袋の中に綿をいれて保管されている。箱底に大正10年の新聞紙が敷いてあり、かつ箱を切り詰め作り直しているので、10枚が欠けて5枚(絹袋は5枚ある)になったので作り直したのだろう。皿は口径15センチ底径8,8センチ前後、この大きさの皿は、江戸後期の頃は小皿と呼ばれているが、箱蓋には中皿とあるので、或いは時代が遡るかも知れない。守景は加賀出身の久隅守景のことで、狩野探幽門下の四天王のひとり。寛文年間(1661~1673)に加賀へ戻り上絵付を行ったという言い伝えがある。
皿は江戸時代後期以降に作られた古九谷写しとみるのが無難か。 |